小型液晶モニタKONSTA(利視達)LD-1088をYahooチャイナモール(淘宝網)で買ってみた

LEADSTAR LD-1088我が家で稼動している実験用サーバ類には普段液晶モニタやキーボードを繋いでいません。SSHやシリアルケーブル接続によるメンテナンスでことが足りていましたがBIOS設定を弄りたい場合などには一線を退いたDELLの20インチモニタをつないでおりました。しかし太いケーブルの取り回しやACアダプタの接続に辟易しておりまして メンテナンス専用の小型VGAモニタを中国から買ってみることにしました。

小型液晶モニタを買うにあたって要求するべきことを列挙してみると下記の4点に集約されました。

  1. USB接続のモニタは不可・・・BIOS画面を見たいため安価で販売されている液晶サブモニタは要求を満たしていません。
  2. D-Sub 15pin入力に加え、HDMI入力を備えていること・・・ HDMI入力はサーバ類のメンテナンスのため現在は必須ではありません。しかしAMD、デル、インテル、レノボ、サムスン、LGが レガシーなディスプレイインターフェースであるアナログVGA規格のサポートを2015年までに終了すると声明を発表しています。すぐさまVGA規格が消滅するとは考えられませんが3年後に発売される激安サーバ類にはもしかしたらD-Sub15 pinコネクタが搭載されていないかもしれません。 そのときせっかく買った小型モニタがゴミになるのは悲しいので先手を打っておきたいと考えました。サーバベンダがHDMIではなくDisplayPortやThunderboltを採用してしまうとこの目論見は完全に失敗します。
  3. 液晶モニタの給電はUSB給電もしくはバッテリーを搭載していること・・・メンテナンス時に空きコンセントを探す労力を無くしたい。 どうせ5~6分しか使わないからパパっと繋ぎたいんです><
  4. 13インチ以下 1万5千円以下・・・画面の美しさは求めません。 BIOS画面やLinuxのコンソールが表示出来ればいいんです!できるだけ安くてちっちゃいので

日本のメーカーではセンチュリーなどがサーバーメンテナンス用の小型液晶を発売していますがアナログRGBのみでHDMIは無しだったりします。2ちゃんねるの小型液晶モニタスレで一時期話題となったONKYOがHDMI入力があるデジタルフォトフレームはアナログRGB入力がない・・・ 帯に短し襷に長しです。

ハンファ・ジャパンのHM-TL7Tは給電方法以外はイケてる感じですが、値段が2万円ほどしちゃいますしタッチスクリーンなんて不要なものがついてきます。

Amazonで「これだ」と思うモニタが販売されていましたが 売り切れ、次回入荷未定でした→LEADSTAR 10インチ HDMI/VGA対応小型多機能モニター

  • 2012/1/22現在 AndroidTabletShopさんで¥13,980で販売中

YahooJapanが中国の淘宝網と提携して Yahooチャイナモールというサイトから中国製品を購入できることができるので 上と同じもの『KONSTA LD-1088』を購入してみました 。

注文してから10日で到着。 価格は 8,920円+ 送料1,893円の 10,813円でした。送料はヤマトで支払います。日本で買うより約3000円ほど安いみたいですね。

 

外箱表・・・中国製品らしいですね

外箱裏面・・・簡体字だらけですが意味はなんとなくわかります。

中身一覧・・・左上から時計回りに

  1. 本体
  2. ステレオイヤホン
  3. カーアダプタ・・・・DC12Vで動く機器ですが異常に軽いので整流とかはしてないでコネクタの変換だけっぽいですね
  4. ACアダプタ・・・センタープラス。コネクタ経5mm 入力は100-240V AC 50/60Hz。 出力は12V DC 2.0Aです。 PSEマークやJET適合マークなんかは無し。 火事になって家燃えても自己責任です。 VCCIなんてのも当然無いですな。
  5. リモコン・・・まだ未使用 KR-34という型番です
  6. AVケーブル・・・AV-IN・AV-OUTのコネクタにぶっさすためのもの。 黄・赤・白のRCAケーブルです
  7. RGBケーブル・・・ 本体側がUSBのMiniB端子。こんなの独自規格だよな
  8. TVアンテナ・・・VHF-L/VHF-H/UHFアンテナ。 アナロ熊亡き後国内で使用する機会は無い
  9. 取扱説明書
  10. 保証書・・・12ヶ月の保証があるようだが….

電源ON! 左側面のスライドスイッチをずらすと約4秒後に点灯する

背面・・・ステレオスピーカー。固定用ネジ穴。自立用折りたたみスタンドがある。 このスタンドの強度・・・絶対すぐに折れるよ 。 12V 2.0Aを要求するとラベルに書いてある

右側面・・・主電源スライドスイッチ以外のボタン類はすべてこちらに集約されている。 音量・チャンネル・OSD表示・入力切替・ソフトウェアパワースイッチ・マルチメディアコンテンツ再生時のカーソル機能ボタンなどなど

左側面・・・TVアンテナ・VGA(MiniUSB B端子)・AV-IN・AV-OUT・ヘッドホン・HDMI・USB・充電インジケーター兼電源LED・DCコネクタ・主電源スライドスイッチ

 

 

上面  SD/MS/MMCカードスロット

 

起動画面・・・これはマルチメディアモード。 SD/MS/MMCカードスロット、もしくはUSBコネクタに接続されたストレージがあればファイルをスキャンして再生メニューが出てくる。

TVモード・・・・地デジカめ ぐぬぬポイント  +1

HDMIモード

VGAモード

AV入力モード PALなのかSECAMなのかNTSCなのかは不明。どうせ使わない

OSD画面。 言語は簡体中文・英語・ ドイツ語・フランス語・スペイン語・イタリア語・フラマン語(オランダ・ベルギー)・ポルトガル語・ロシア語から選択可能。 淘宝網の宣伝ページには 日本語・韓国語・タイ語ができるなんて書いてあったけどそんなものはなかった! ぐぬぬポイント+2

HDMIモードで Windows画面出してみた。 1280×720ピクセル。 ディスプレイのモデル名にはMStar Demo と表示されている。 ギラギラツブツブで これで長時間作業したりするのは厳しい。 取説を舐め回すようにみて見ましたがHDCPなんて文字は無かった。 期待していませんが・・・

 

VGAモードで 640×480で BIOS画面を表示してみた。 こちらは不満は無いですね。

VGAモードで斜めから撮影。 ご覧のとおりテカテカ液晶なので映りこみが激しいです。

でもメンテナンス時にちょこっと使うだけなので問題は無いです。

雲台が付いている三脚にマウントしてみました。けっこうがっちり固定です。

いきなり色味が変わって申し訳ないですが、三脚マウント表です。

なおここまですべての表示を内臓バッテリーを使用して映しだしています。

 

自分にとってはオマケのマルチメディア機能。 対応ファイルを入れたSDカードやUSBメモリを挿すと中身を検索してファイルブラウザが 起動します。

取説には下記のようなフォーマットに対応しているよ的なことが書いてあったけど知らんがな

  1. DVD-AUDIO/DVD-VIDEO
  2. MPEG1/MPEG2/VCD2.0/VCD1.1/VCD1.0/DVCD/SVCD/CVD
  3. CD-DA/HDCD
  4. MP3/JPEG
  5. WMA

おっと、嫁(あずにゃん)の写真が表示されてしまいました。

総評

中国お得意のMP5プレーヤーに入力端子をたくさんつけただけの製品ですがバッテリー内蔵型  RGB/HDMI入力可能 な10インチ液晶モニタとしては満足できるものでした。

動画再生機能の検証はしていませんが1920×1200ピクセルのJPEGファイルを適宜縮小して表示してくれてスライドモードなんていうのもあったりしてリモコンがついているので店舗でのデジタルサイネージ的な使い方もできてお得なんじゃないでしょうか?

カテゴリー: コンピューター   パーマリンク

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